4 Frost Fall (Day 1387)



雨を避けて入ったIlunibiの洞窟で、ついでに魔物をシバキ倒していたら、いつのまにか結構な時間が経っていた。 そろそろかな? とKhartag Pointへ近づいてみると、おぉぉおおぉぉ〜! スゴイじゃん!!。 gro-Lagさんが探してきた助手の皆さんがしっかりと足場を組み、天然の大岩から神像を彫り起こす準備がちゃくちゃくと整っていたのだ。













近くに寄ってみると、gro-Lagさんが設計図とにらめっっこしながら助手の皆さんに檄を飛ばしていた。 すげ〜っ。 親方っぽい雰囲気満々だぁ。


作業の邪魔になってはイケナイので、近くの大岩の上を俺様の場所と決める。 どうやら転送魔法が使えるのは俺様だけみたいだから、町まで買いだしに出る役を引き受けて、パンやワインを買ってきたり、そこらで魔蟹や魔鳥を捕まえてタンパク質食材を添えたり、薬草でサラダを作ってみたり。 いつもの冒険とはちょっと違う共同作業風味な日々が何日も何日も続き、それとともに、巨岩は段々形を成していった。











そして、ついにある日、助手さん達は足場を外し、荷物を纏めてそれぞれのおうちへ帰って行った。 元通り静かになったKhartag Pointには、go-Lagさんと俺様。 そして、雄々しくそびえ立つ彫像が残った。



スゲェな! やったなgro-Lagさん!! めっさカッコイイじゃんか!!!




Okay, statue all built. Hope you have fun with new one. Shame to get rid of old Khartag Rock, but it cause some problems anyway. Big rock.

神像は完成だ。 気にいったか? 元の巨岩が無くなったのはちと寂しいが、邪魔だったのも確かだからな。

Shrine got built. Big shrine. Not bad work, I think myself did one real good job. I a legend in my own shrine.

これで神殿も再建ってことになるさ。 悪くないだろう? 儂もいい仕事をしたって気がするよ。 この仕事はずっと誇りにするさ。




しばらくこのあたりに逗留するというgro-Lagさんにお礼を言い、スイムと像の上に飛び上がる。 そう、ここに祀られる本人の感想も聞いておかないとな。

もしもぉ〜し、Boethiahさーん。 これでオッケーですか〜ぁ?





You have done well. This shrine is a worthy one, and my power will again be felt. Take this, mortal. Wield the Goldbrand with a strong hand, and let all know that my Shrine has risen!


気に入ったとも。 この神殿は称賛に値する。 我が力が甦り、漲ってくるのが感じられる。 これを受け取るがよい。 約束のGoldbrandだ。 この剣にふさわしい勇者であれ。 そして我が神殿の再興を世に知らしめるがよかろう。








Boethiahさんがくれたのは、ナカナカなステータスの剣だった。 こんないいモノがもらえるなら、噂を聞いた時すぐに探しに行けばよかったかな〜、2000septim貯めて。 と一瞬思ったが、魔蛸と魔魚にシリをガプガプ囓られて泣きべそかくのがオチだったような気もちょっとする。




いや〜、神像再建築なんて結構なモノを見せていただいておみやげまでもらっちゃったら何だか悪いみたいだなぁ。 俺様としては記念写真1枚撮らせてくれればそれでよかったんだけどな。

ってコトではいポーズ。 パチリ






もう神像らしく黙っていることに決めたらしいBoethiahさんと、その姿をほれぼれと眺めているgro-Lagさんに別れを告げ、Balmoraへ帰る道すがら振り返ると、Gnaar Mokへ向かう船を見守るBoethiahさんの神々しい姿が遠くに見えた。 Boethiahさんの力に守られ、この航路ではきっと事故が減るのだろう。 (Boethiahさんに見とれて操船を誤らなければだが)



そんなBoethiahさんの姿を見ながら思い起こすのはMournholdで見た神像の一群だ。 今までに俺様がお話したことのある神像は、Boethiahさんを入れても3体。 Mournholdの地下の古い遺跡にはもっともっとたくさんの神様が祀られていたゾ、確か。 時代が変われば信仰も変わるだろうから全員は残っていないにしても、もうちょっとはVvardenfell島のどこかにご本尊が祀られているんじゃないだろうか?

こーーーれーーは。 探してみる価値あるんじゃない? そう思った俺様は、さらなる熱意を込めて読みにくい字で書かれた日記を読み返し始めた。




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