メインクエスト未クリアの方、マジでご覧にならない方が良いかと。
ネタバレとかそういうの以前っていう問題があります。 ええ、そりゃもうハイ。









 

9 Sun's Dusk (Day 1088)  





いよいよ・・・・・Vvardenfell島の中心。 Dagoth Urの居城を眼下に見下ろすところまで来た。

島の住人を苦しめるBlightの病の根元地だけあって、空も地も真っ赤に染まり、吹きすさぶ強い風に乗ってGhostfenceの外へ流れていく。 チクショー、こんなことになってるから、Ajiraちゃんが薬造りに忙しくて俺様とデェトしてくれないんだ!!! 



え?それは世界を救うじゃなくて私怨じゃないかって? ・・・そうとも言いますね(認)









居城とはいっても、うろついている魔物の他は大した門番も置いていないようなので勝手にお邪魔する。 どうやら地下へ続いているらしい道をずかずかと進んでいると、いきなりあたりに声が響き渡った。



俺様の直感が、それがDagoth Urの声だと告げていた。 そしてその声の主は、まるで俺様の動きが見えているかのように、廊下を進むたびに少しずつ語りかけてきた。



Come, Nerevar. Friend or traitor, come.
Come and look upon the Heart, and Akulakhan.
And bring Wraithguard... I have need of it.

我の元に来たれ、Nerevarよ。
友として、さもなくば裏切り者として。


Come to the Heart Chamber.
I wait for you there, we last met, countless ages ago.

Heartの在りし部屋に来たれ。
我はそこで汝を待つ。
幾星霜もの昔に別れしその場所で。


Come to me, through fire and war.
I welcome you.

来たれ。 万難を排して。
我は汝の訪れを待つ。




俺様をどこから見てやがるんだか、といった感じの館内放送を耳にしながらぐるりと探索すると、志半ばで力尽きた先人の姿があちこちにある。








Welcome, Moon-and-Star.
I have prepared a place for you.

月と星に守られしものよ。
汝の座は我の元にあり。


Come. Bring Wraithguard to the Heart Chamer.
Together let us free the cursed false gods.

Wraithguardをその手に持ちて、
Heartの座す部屋に来たれ。
我と手を携え呪われし偽神を解き放つために。




言われなくても行ってやらぁ〜!!!と威勢良く剣を振り回しながら奥へ向かう俺様。 椎茸オヤジが襲ってくるが相手にもならな・・・・・・・・・・



キャーーーーーー!!! チュー攻撃は勘弁してくださいっ(大汗)




Welcome, Nerevar. Together we shall speak for the Law and the Land,
and shall drive the mongrel dogs of the Empire from Morrowind.

来たれNerevarよ。 共に集い、この地と法を取り戻し
Morrowindから帝国の汚らしい犬どもを追い払おうではないか。

Is this how you hornor the Sixth house, and the tribe unmourned?
Come to me openly, and not by streath.

それが汝がSixth Houseに払いし敬意なのか?
嘆く者無き部族への?
さぁ、我の元に来るが良い。 逃げ隠れなどせずに。











赤フン椎茸チューオヤジを倒し、奥の奥までくると、いよいよ目指す相手が洞窟の向こうに立っているのが見えた。 



神に列せられるNerevar卿の親友。 狂気に取り憑かれし不死の邪神、Dagoth Urだ。

禍々しくもどこか懐かしいその姿は・・・・・・・・まるで・・・・・・・・・まるで・・・・・・。

















師匠?





・・・・・・・・・・いやいやいやいや。 よく見ると角が2つ多くない?(だから師匠じゃないって)



やっぱりそれは、Dagoth Urだった。 ・・・・・・・・・そっかー、こんな姿だったのかぁ・・・・・。



Welcome, Moon-and-Star,
to this place where destiny is made.

よくぞ来た。 月と星に導かれし者よ。
このすべての始まりし場所に。




いきなりラストバトルでも始まるかと思いきや、さすが長いことご無沙汰だったオトモダチ(一方通行)。 Dagoth Urの方には色々と積もる話があるようだった。





It began here. It will end here. Have you any parting words? Or would you prefer to skip the speeches, and get to our business. You are the challenger here, after all. So to you goes the courtesy of the first blow.

ここはすべてが始まりし地。 何か言い残すことはあるかね? それとも話は無しにして先を急いだほうが良いだろうか。 ここでは挑むのは汝の方だ。 だから最初の一撃は、私が甘んじて受けよう。



言い残すこと・・・・って俺様が?



Now that you have come to me here, there can be but one result. Many times I have considered offering to share this place with you. I considered offering to accept your oath of service. You might try to buy my trust by giving me Wraithguard, Keening, and Sunder. I thought we might once again be friends... comrades... brothers in arms.

汝はついに我の元へやってきた。 それは唯一つの結末を意味する。 我と共にあって欲しいと何度も汝に願った。 そう誓ってくれさえすれば、我はそれを受け入れるつもりだ。 我らの友情を再び結ぶ証として、そのWraithguardとKeening、Sunderを渡してくれ。 さすれば我らは再び友となり、戦友となり・・・義兄弟となる。

But I have won this place and power by right of conquest. By right of daring and enterprise. I will not risk it to cunning and deceit. I offer you no deals. If you are my enemy, I cannot trust you. And even if you are not my enemy, I cannot let you live.

しかし我はこの地位と力を自らの労にて贖(あがな)った。 それにふさわしい勇猛と知略の結果として。 それ故、今その力を狡猾と謀略の前に曝すわけにはいかない。 我より汝に呈する物は無い。 もしも汝が我の敵なれば、汝を信ずるはならず。 もしも汝が我の敵ならずば・・・・我は汝を生かすに能わず。

It will all be decided here. I believe I will prevail. But I cannot be sure, and I am vain enough that, should I fall, I would wish to be remembered in my own words. So, if you have final questions you would ask, ask them now. I have final questions I would ask you, if you would answer.

すべては今ここで決せられる。 我はこの試練をも乗り越える。 我は我の力を信ずるが、それは自惚れに過ぎぬのかもしれぬ。 我は自らの言に殉ずる。 それゆえ、我に聞きたいことがあらば、その疑問を舌に乗せよ。 我もまた汝に問うことがあるゆえ。




いやぁ・・・・。 俺様は大体事情を知って来たんだし、Blightの嵐がこのVvardenfell島に住む人達を苦しめるのだけは辞めさすつもりで来たのだ。 何の縁もない土地だけど、ここに住む人の中には俺様の友達も、好きな人もいるのだ。 だから、絶対に引き下がらないから、Dagoth Urこそ、聞きたいことがあったら今の内に俺様に聞いとくがいいのだ。 そのデコに俺様の大刀がブッささる前にな!



My first question is: Are you really Nerevar reborn?
では問おう。 汝は誠にNerevar卿の生まれ変わりなのか?



・・・・・・・ちょっと待てコラ。 最初に言い出したのはアンタだったような記憶があるんだけど今更何を言い出すんだ。 ご存じ上げてないなら今言ってやるが、Nerevarなんて人のことはビタイチ覚えてないね。 Dunmerの英雄? 神にも等しき聖者?? 覚えてなくって幸いだよ! 前科者の風来坊の方が256倍マシってもんだ!!



What a world.... Perhaps we shall never know. But as I have sympathy for you, and the melancholy fate of all mortals, I shall weep for your death.

何ということだ・・・。 それでは真相は闇の中のままなのか。 しかし、他のすべての死すべき者へと同じように、汝の惨めな運命のために嘆こう。 汝が死して後(のち)、その亡骸を我の涙が濡らすであろう。


My second question is: if you win, what do you plan to do with the power from the Heart? Will you make yourself a god, and establish a thearchy? Or will you complete Akulakhan, and dispute control of Tamriel with the Septims? Or will you share the Heart with your followers, as I have, and breed a new race of divine immortals?

では次の問だ。 この戦いに汝が勝利を収めたならば、Heartの力を持って何とする? 神の座に昇り新たなる王国を造るのか? それともAkulakhanの誕生に力を貸し、TarielとSeptimの版図に立ち向かうのか? それとも今我が成しているように、自らの手の者とHeartの力を分かち合い、神聖なる不死の生命を持つ種を造りだすのか?



勝ったらどうする・・・って、普通に下宿に帰って飯食って寝るさ。 明日の朝にはAjiraちゃんのために薬草摘みに早起きしなくちゃなんないんだしさ。 ・・・・・とは思ったが、教えてやんないことにした。 先回りして薬草根こそぎ枯らされたりしたらイヤだし。

ヒミツだよヒ・ミ・ツ、お前なんかに教えてやるもんか。



Well. Perhaps there may be surprises in store for me yet. Or perhaps you obscure your plans on principle. Or perhaps you are an instinctive bluffer. No matter.

なるほど。 まだ我にも計り知りえぬ事があるということか。 それともまだ汝も心を決めかねているということか。 いや、それとも単に虚勢を張っているだけなのか・・・。 我にはどうでもよいことだがな。

My final question is: if I had offered to let you join me, would you have surrendered Wraithguard, Sunder, and Keening to me to seal your oath?

これが最後の問いになろう。 もしも汝に、我と共にあるように願ったならば、WraithguardとSunder、そしてKeeningを渡して友情を誓ってくれるだろうか?




ヤダ。




Thank you for your forthright response. And now, if you have any questions, ask them. Otherwise, you are the challenger. I await your first blow.

率直に答えてくれたことには礼を言おう。 では、汝が質問する番だ。 もしも何も問うべき事が無ければ、我に刃を振るうがよい。 それが挑戦者の権利だ。



じゃあお言葉に甘えて。

ザシュザシュザシュザシュザシュ


最初の一撃を譲ってもらったのは悪かったかな、って思うくらいDagoth Urは弱かった。 むしろガッカリ?なくらいだったのだ。

その死体はほったらかしておいて部屋を見回す。 不気味な祭壇があるが・・・・・・・。 おかしい。 何かおかしい。 そもそもHeartはどこにあるんだ? そして、新しい人造神Akulakhanとやらもどこにもない。 「Dagoth UrはHeartのある部屋を出ない」んじゃなかったのか?












ふと気づくともう1つ、奥へ通じる扉があって、その前にちっこい指輪が落ちていた。



・・・・・・・・・これが「Heart」??? 思ってたのとモンノスゴォク違うんですけど?


とにかく扉の奥に行ってみよう。













What a fool you are. I am a god.
How can you kill a god?
What a grand and intoxicating innocence.
How could you be so naive? There is no escape.
No Recall or Intervention can work in this place.
Come. Lay down your weapons.
It is not too late for my mercy.

何と愚かなる者よ! 我は神なり。
神を殺せると思いしは
疑うを知らぬ汚れ無き魂か、途方もない自惚れか。
ここより去る道は無し。
魔法にて出ることも叶わぬ空間なり。
さぁ、武器を捨て、我の元に来るがよい。
神の慈悲にすがるには今しか無いと知れ。




あああ! やっぱり!!! 

どうせこんなこったろうと予測はしていたので、すかさずLavitateで宙へ舞い上がる。 Dagoth Urに無限の力を注ぎ込む存在。 LorkhanのHeartを何とか見つけないとやっつけられないというのは先刻承知なのだ。そのHeartを探さなくては・・・。


宙を飛んでるというのは、飛べない敵が追っかけてこれないのが利点だが、動きが地上よりも鈍くなるため、飛び道具とかを撃たれると避けにくいという弱点も持つ。 地上で怒ってるDagoth Urが魔法でも撃ってきたらイヤなので、時間稼ぎにと相棒達を大量に召還する。

わーーい
わーーーーーい
わーーーーーーーーーい
わーーーーーーーーーーーーい


・・・ってアレ? 召還した相棒達が、目の前の蒸気エンジンみたいなのに向かって突進していくのだ。 ねーねー、みんな、Dagoth Urの注意を引いといて欲しいんだけど。 俺様がその隙にHeartってのを探すからさ。

しかし、相棒達はみんなエンジンのパイプから何か漏れてるところを盛んに攻撃してる。 しかも、Dagoth Urの姿がいつのまにか見えない。 あら〜? ドコ行ったんだろう??






ゴガッゴゲッゴガッゴゲッゴガッゴゲッゴガッゴゲッゴガッゴゲッ



・・・?


どこからか妙なうなり声が聞こえるので、スィ〜ムとその方向に移動する。 どうやら吊り橋の下の溶岩だまりから聞こえてくるようなのだが・・・。




いらっしゃいました。 Dagoth Urさんが。



うわっちゃぁぁぁぁ。 エラいことになってるぅ〜。 メチャメチャ熱そう・・・。 空中に舞い上がった俺様を追いかけたはずみに足でも滑ったんだろうなぁ・・・。

Heartからガンガンパワーが流れ込んでいるから溶岩のダメージは相殺出来ているようなのだが、熱いことは熱いらしく、悲惨な音があたりに響き渡る。 ぬぬー。 ここは「貝や、カニのようなプロテクター」とか「あわ状のやつ」とかを纏って出てきて欲しいところだが、そこまで器用ではないようだ。


じゃ、じゃあ今のうちに、Heartを探すかな・・・。




あいかわらずエンジンに取り付いてる相棒達の様子を見に戻ると、なんとこの機械にしか見えないシロモノがAkulakhanだった。 へぇ〜、コレが? とパイプの根元を見るとHeartが見つかった。 相棒くんたちが振り下ろす剣の先に。




つまり、相棒くんたちは俺様よりも全然賢くって、Heartの場所を見つけてたわけだ。 一抹の小っ恥ずかしさはあったが、それじゃあってんでWraithguardを右手に嵌め、Sunderで1度、その後はKeeningに持ち替えてHeartをガコガコ殴りつける。 こんなもんがあるからいかんのだーーーー!!!









Keeningで5回か6回殴った時だろうか、Heartはついに砕け散った。 そして、あたりに響き渡っていたDagoth Urの苦悶の声も聞こえなくなった。  




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