10 Frost Fall (Day 1059)   





Sul-Matuulのおありがたい忠告をカンペキ無視して出発しただけあって、その日のウチにVvardenfell島最北東端にあるAhemmusa居住地についてしまった。  気のせいか、他の居住地に比べて若干みすぼらしいような小さめの居住地だなぁ、ココ。

Urshilakuと同じ習慣なら、いきなり偉い人のYurtに入ったら怒られるかもしれない。 それくらいの知恵は自分で回すことのできた俺様は、そこらのAshlanderを捕まえてNerevarineの話を振ってみることにした。



Do you come to claim the name of Nerevarine? Then you want to speak to the wise woman, Sinnammu Mirpal. But first, you must show respect, and speak to one of our gulakhans. You will find them in their yurts. They will speak with you.

Nerevarineの承認をもらいに来たのかい? なら女賢者のShinammu Mirpalに話すといい。 だけど礼儀はちゃんと正さないとね。 まずGulakhanに話をしなくちゃいけないよ。 Yurtにいるから行って話をつけたらいい。

The gulakhans of the Ahemmusa are Kausi, Herder and Initiate; Dutadalk, Hunter and Brother; and Yenammu, Scout and Brother.

AhemmusaのgulakhanはKausiとDutadalkとYenammuだよ。








おおぅ。 聞いてよかった。 さっそくKausiってのを見つけて話をつけてみよう。





Do you come to claim the name of Nerevarine? I hope you come to do the deeds of the Nerevarine. We need the deeds, not the name. You must speak to the wise woman, Sinnammu Mirpal. We are a poor, sad tribe, without an ashkhan, and led by a wise woman. And we are its gulakhans. We say this with shame, for we are as weak and helpless as children. Go to her, outlander. Tell her you will do the deeds of a hero, and save the Ahemmusa. Maybe then you will have earned the name 'Nerevarine.'

Nerevarineの承認をもらいに来たのかい? Nerevarineらしいことをしに来てくれたのなら嬉しいんだがなぁ。 ここでは名誉なんて何の価値もないよ。 行動だけさ。 女賢者Sinnammu Mirpalと話すといいよ。 Ahemmusaは貧しい部族だよ。 哀しいことにね。 Ashkhanもいない。 女賢者が独りで部族を守ってくれている。 私はgulakhanの一員として恥ずかしく思わざるを得ない。 孤児のように貧しく弱くあるしかないのだからな。 さぁ、女賢者と話して、部族の英雄らしくAhemmusaを助けてくれ。 そうすればNerevarineの称号も得られるさ。



ずいぶんと後ろ向きなムードだなぁ。 そんなに貧しくて困ってるならもうちょっと南に行ってVosあたりに住めば自然もずいぶんと豊かなのに。 まぁ色々主義主張とかあるんだろうけど。 それでは腹はふくれないゾ・・・。

何だか何かお仕事が待ちかまえている予感がタップリだが、Sinnammuさんに会ってみよう。










他種族の事はよくわからないけど、Nibaniより若いのかな?というSinnammuさんは真っ暗なYurtの中で俺様と面会してくれた。



I know the prophecies. I know an outlander, clanfriend of the Urshilaku, has done great deeds, and claims to fulfill those prophecies. Are you that outlander? And why are you here?

予言のことは知っています。 大陸から来た者がUrshilakuのclanfriendとなって偉業を成し、予言を辿りつつあることもね。 あなたがその者なのですか? ここに何の御用でしょう?



何の・・・って、Nerevarineと一言呼んでいただければそれでヨロシイんですけど。 



I will examine your proofs, and you will tell me your story. And if I am satisfied, according to custom, and with reference to the prophecies, I will name you Ahemmusa Nerevarine. But there will be a price. The Ahemmusa need a safe place, and you will provide that safe place.

あなたの申し出は検討しましょう。 まず事情をお話ください。 予言と慣習に則り納得できれば、AhemmusaのNerevarineとしてお認めいたしましょう。 ただし、引き替えにやっていただかなくてはならないことがあります。 Ahemmusaは安全に暮らせる場所を必要としています。 その場所はあなたがもたらして下さらなくてはなりません。



安全な場所? ここじゃいけないんデスか?



In seasons past, when threatened, the Ahemmusa could take shelter in the ruins of Ald Daedroth. But now the priestess Hlireni Indavel has come and restored the Daedric shrine, and worshippers of Sheogorath dwell there, protected by terrible sorceries and summonings. First, you will go to Ald Daedroth and make it safe for the Ahemmusa. Then you will return, and I will accompany you there, and if Ald Daedroth is a safe place for my people, then I will name you Nerevarine.

時が巡り厳しい季節がやってくると、Ahemmusanの民はAld Daedrothの遺跡に避難します。 しかし、女司祭Hlireni IndavelがやってきてDaedricの神殿を生き返らせてしまったのです。 それ以来Sheogorathの信者が集まり、恐ろしい魔術師と召還獣達がそれを守っています。 どうかAld Daedrothに行って、Ahemmusaが安全に過ごせる場所にしてください。 そして、一旦戻ってきてください。 まず私があなたに同行します。 Ald Daedrothが私たちにとって安全な場所になったことが確認できれば、Nerevarineとしてお呼びいたしましょう。



同行するって? Ald Daedrothまで俺様と一緒に行くってことで?



When you are sure Ald Daedroth is safe, then you will return here to me. Then I will accompany you, and together we will cross the water to Ald Daedroth. If I may pass in safety to the old sanctuary and see the great statue in the inner shrine, then the place is safe for my people. I have not the arts of war, but I have courage. I wager my life against the safety of my people. But if Ald Daedroth is not safe... if I die on my journey... remember... if I die, you will not be named Ahemmusa Nerevarine.

Ald Daedrothが安全になったと思ったら、ここに一度帰ってきてください。 私があなたと一緒にAld Daedrothまで水上を行きます。 私が古き聖域の偉大な神の像のところまで行かれれば、民にとっても安全な場所に違いありませんからね。 私は戦いの術は持っておりませんが、臆病者ではありません。 私の民のためなら、命を賭すことも厭いません。 もしもAld Daedrothが安全でないままであったり、道すがら何かあるようなことがあれば、私は命を落とすことでしょう。 そうなれば、あなたをAhemmusaとNerevarine承認する者もいなくなりますが・・・。



わかりましたって。 そんな遠回りに脅迫しなくっても、Ald Daedrothにちゃんと行って来ますって。 ところで水上を行くってのは問題無いんでしょーね?



I have not the arts of war, but I am a wise woman, and not without power. I can walk upon the water... perhaps not so fast as a great witch-warrior, but fast enough. And while we are on our water journey, if you are hero, you will protect me from slaughterfish and other creatures. And if you are not, I shall perish, and you shall not be named Nerevarine.

私は戦いに長けてはおりませんが、女賢者としての力は持っておりますので、水上を行くことくらいは出来ます。 魔法戦士のように速く進むことはかないませんが、あなたに付いて行くことくらいは出来るでしょう。 一緒に行く時は、あなたが戦士の務めとして私を海の怪魚や他の魔物から守ってくださるのです。 あなたが務めを果たせなければ、私はその犠牲となりNerevarineを承認することはできなくなるでしょう。



いや、だからさ、そんなに脅さなくったって大丈夫。 ちゃんとやりますって。 とりあえずAld Daedrothへ行って安全を確保してくりゃいーんですね。

Ald Daedrothは前にAzura神の依頼であの辺りを彷徨った時に場所を確認してある。 俺様が皇帝にもらってポッケに持ってる色つき地図で言うなら、Vvardenfell島の北東の端にあるこのAhemmusa居住地から真北に行った大きめの島にワケのわかんない文字で名前の書いてある遺跡だ。

距離がちょっとあるので、魔魚が心配だな。  まぁそれは後で考えよう。 良さそうな案も考えついちゃったし。



とにもかくにも、俺様はAld Daedrothを目指すことにした。











空も飛んだし、場所が分かっているし、で到着するのは簡単だった。 後でお年寄りを連れてくることを考えて、海岸から神殿までの道をきっちり掃除する。 ネズミ一匹逃さずに死体となってもらう。 前に来たときもそうだったんだけど、神殿の外も中も、流血のカ〜ニバル風味なことになっている場所だ。 楽しく戦っているのか?っていうチームもあるし、明らかに片方がTelvanniかImperialかの衛兵の格好をしていて化け物チームや何かと争っている連中もいる。



しばらくどうしたものかと様子を見てみたが、結局どっちが生き残っても俺様を見るなり襲ってくることがわかったので、その後はケンカ両成敗の俺様裁きを受けてもらうことにした。 こんな奴らがチャンバラしてるのではお年寄りの気に障るだろう。






神殿の中に、確かに神像がいっぱいあるところがあって、ここが婆さんの言うゴール地点だなとわかった。 こんだけ建物がしっかりして湧き水もあれば、冬を越すにはいいだろうな。



いつもの通り、何かくれないかなーと拝んでみるが、何にもくれない。 やっぱ何かくれる像ってのはご本尊だけみたいだ。



万が一にも危険な奴らが残っちゃわないように各区域の隅々までまわってお掃除する。 結構強い系の魔物がいるので、1匹でも残っていたら大変だし。 

進んでいくと、なんだかバー風味な設備が設置してあるところに出た。 聞くとこの神殿のドンチャン騒ぎの主催者側らしい。 フリードリンクってことで勧められてしまう。  不思議な人達だなぁとよくよく見ると、噂の女司祭さんが混じっていた。 おおう。 思ったよりもいい人そうじゃん?



話せば分かってくれるんじゃないかな・・・。 それに、ここの魔物とかがこの人が呼んだんなら、その権力でAshlander達を守ってもらえないだろーか。 結構野良魔物だけで危険そうなんだよなー、この地域。



Well, well, well. Do you have a game you want to play? Tell me...
あら?どうしたっていうのかしら? 何か特別なご要望でも?



いやその。 決闘ごっこをやりにきたわけじゃないんデスけど、ここがパーティ会場になっちゃってるんで、気の毒なことになってる人達がいるワケなんですが、何とかしてもらえませんかね?



My... goodness. Never have I heard such a speech. Such a moving tale. Such suffering. And right here at our front door. You shame me. Please, bring the poor little things here. We won't hurt them. I can't speak for the Ordinators, of course, but I promise my followers will not harm the Ahemmusa while they are here at Ald Daedroth.

まぁ、そうだったの? そんな迷惑をかけていたのを気づかなかったなんて恥ずかしいわ。 どうぞその一族をここに連れて来なさいな。 私たちはその人達を傷つけたりしないわ。 ここに来てるOrdinatorは敵だから抑えられないけど、私の側の者にはよく言っておきますわ。 Ahummusaが来ても手を出したりしないようにね。



おおー。 それで十分でございます。 ここにいたOrdinatorは一人残らず俺様が何とかしちゃった後ですし。 


やっぱり良い人じゃないか。 一緒にドリンクサービスをやっているOrcのオッチャンはもっとおもしろい人だったし。



俺様を見てニャーと呼びかけてくれたのできっとKhajiitが好きなんだろう。 俺様もお礼に肉球でふこふことタッチしてあげてから、とりあえずお別れした。 お次はShinnammuを連れてこなくちゃならないのだ。













来るときは空飛んで簡単に来ちゃったのだが、帰りは泳いで帰るのである。 これからこの同じルートをお年寄り連れで来なくてはならないのだ。 いくら水上を歩いたって、足の裏を魔魚に噛みつかれたら一大事。 そーいうことが無いように、あらかじめ俺様が泳ぎながら露払いして、魔魚を全部おびき出してしまう作戦なのだ。 濡れるし痛いしのシクシク苦行なのだがしかたない。

幸いあんまり水深が無いので「タコのアシュラマン(命名:俺様)」はいないようだ。 ジグザグに泳いで魔魚を掃討しつつ無事居住地へ戻ることができた。 あー。 倍疲れた。



さっそくYurtに入ってShinnammuを連れ出す。

ってうわ(驚)


明るいところでみるとちょっと(かなり)怖いSinnammuだったが、さっさとAld Daedrothへ向かわないとさっそく確保した安全路に魔魚が集まってきちゃうかもしれない。 すぐさま一緒に海岸から海へ乗り出した。 




魔魚が残ってるとマズイので先導して泳ぎながら、大丈夫かな〜、ちゃんとついてきてるかな〜。 と振り返ると

ギャーッ


そりゃもちろんついてきてくれなくっちゃ困るんだが、絵的にかなり怖いヨ! 水上を爆走してくる婆さん!! どこぞの高速道路の怪談にこういうのなかったっけか?




それでも2人揃って無事に神殿に着き、俺様の痛い思いと怖い思いはなんとか報われることになった。  しっかりした建物と豊富な湧き出る真水。 魔法で絶えることのない炎。 さぁ、ここなら快適に冬を越せるだろう。





You have made this place safe for the Ahemmusa. And so I name you Ahemmusa Nerevarine, War Leader of the Ahemmusa, and Protector of the People. I also give you the Madstone of the Ahemmusa, which shall be a sign to all Dunmer, that you are the Nerevarine, and that the Ahemmusa shall follow you, in all things, even unto death, until the Enemy is defeated, or until you are dead. Now, I can stay only briefly. Soon I must return to Ahemmusa camp and make preparations to relocate here.

Ahummusaを安全な場所にしてくださって感謝します。 AhemmusaのNerevarineとお呼びしましょう。 Ahemmusaを戦いにおいては導き、民を守ってくださるNerevarineとして。 このAhemmusaのmadstoneも差し上げます。 AhemmusaがあなたをNerevarineと認め、敵かあなたかが死んで勝負を決するまで、命を賭けても仕えることの証です。 さて、私はすぐに民を迎えに居住地までもどることにいたします。 ここへ移住する準備をしなくてはなりませんからね。



いただいたおありがたいmadstone(なんつー名前だ)は例によってあんまり役に立ちそうにない代物だったが、これが証明する事の方が大事なのだ。 妙にどっと疲れたけど、やっとこさAhemmusaのNerevarineとして認めてもらったんだからな。

さて、4つの居住地のうち2つクリア。 残るは2つだ半分だ。

居住地はどれも意図的に辺鄙な場所にある。 次のZainabまでは歩きで行くしかない。


Ahemmusaの移住を手伝えることもなさそうなので、ここでSinnammuと別れ、Zainabを目指すことにした。




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