11 Heartfire (Day 1363) 

 




今度はFlaccus家の反対側にあるAndoren家にお邪魔してみる。  ロボットアリーナ再開に湧くお向かいさんとは正反対に、なにやらドヨ〜ンとした雰囲気が満ちあふれている。 な、何事ですかな、このドンヨリパワーは?



1人家にいた奥様に話を聞いてみるとそれもそのハズ、旦那さんが家に寄りつかないっていうのだ。 そりゃー良くないなぁ。



My husband has recently developed the bad habit of heading out late at night and not returning until the morning, if he returns at all. I don't know what to think. I'm worried he's cheating on me. Do you think you could find him, and follow him, and let me know what he's up to?

最近宅の主人は朝帰り続きで、それどころか帰ってこないこともしばしばなのです。 どこかで浮気でもしているのかと思うといても立ってもいられません。 どうか主人を見つけて、何をしているのか調べてきてもらえないでしょうか?








帰ってこない旦那さん、に関してちょいと悲しい思い出@Vivecのある俺様は、奥さんの依頼を聞いちゃうことにした。 Mournholdに死病は無いが、それでも心配だ。



Maybe you can find out what he's doing. I've heard he can sometimes be found hanging out in front of the Winged Guar Tavern, doing Vivec-knows-what. Head there and tail him, but don't get too close. If he thinks someone's following him, he'll immediately suspect me. Just find out what he's doing. If there's a woman . . . I don't know. Do what you have to. Report back when you're done.

聞くところによるとWinged Guar酒場の表あたりでうろついているとか・・・。 いったいそんなところで何をしていることやら。 とにかく、そのあたりで主人を見つけて後を付けてください。 くれぐれも気づかれないように。 主人が尾行に気づいたら、真っ先に私を疑うでしょうからね。 後を付けるだけにして、何をしていたかだけ教えてください。 もし女と会っているようなら・・・・・。 いえ、とにかく行って来てください。



らじゃー。 Khajiit探偵社、依頼承りましたでござる。









俺様自身も行きつけのWinged Guarの前に立ち、それらしい人影を探して辺りを見回す。

ぐるりんと首を回すと、もうそろそろ日も暮れようとしている中を、建物の裏に向かって歩いていく人影が見えた。 んんんんん? Temple方面に行くにしては、なんかこう人目をはばかるような・・・。



建物の柱に隠れながら、なるべく距離をとって後を付ける。 キョロキョロしながら歩いてる様子からしてこれはビンゴかな〜?


表通りから見えなくなる辺りまでくると、裏道からやってきたDunmerらしき女性と合流したようだった。





そして俺様が尾行していた男と落ち合って店の真裏までくると・・・。

熱烈チュー開始である。


ぬぉぉおおおお・・・・と任務を忘れて思わずちょっと乗り出してしまう俺様。 う、イカンイカン、見つかってしまうがな。









どうやらいきなりの当たりくじをひいたらしい。 あまり気は進まないが、奥様に見たまんまの報告をした。



I knew it! That scrib-sucking cheat! Well, thank you for following him for me, Khajiit. I only wish you could've taken care of that brazen hussy he's seeing, but no matter. I will deal with that worthless husband of mine myself. Here is your payment.

やっぱり! あのろくでなしの浮気者! とにかくご苦労様でしたね、Khajiitさん。 ついでにその相手の女とやらに痛い目を見せてくれるとよかったのですが、まぁそれはどうでもいいでしょう。 問題はウチの主人で、これは私の問題ですしね。 さ、これが報酬です。



どこぞの異国には「知らぬが仏」という言葉だってあるというのに、何だか余計な事をしでかしちゃったのかなー、とも思ったが、いまさらどうこうもできない。 なんとも後ろめたい気持ちで奥さんの差し出した金貨を受け取り、俺様はAndoren家を後にした。  ま、そもそも浮気する方が悪いか。




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