23 Last Seed (Day 1343) 

 



Templeの庭から扉一つ越えるともうGreat Bazaarだ。 そろそろ荷物が重くなってきていたので、それを売りさばきながらMeralyn Othanを探す。  こんな小さな街のさらに小さな商店街区域だ。 住人はもちろんMeralynの名を知っていて居場所を教えてくれる。



She's around here somewhere. Check over to the west end of the Bazaar.
その辺りにいるはずだよ。 Bazaarの西の端っこあたりを探してごらん。








ってな皆様の暖かいアドバイスをいただいたおかげでMeralynはすぐに見つかった。 ああ、すぐに見つかったともよ!! こんなところでな!!!



西か?西か??これは西なのかア???? 


とゲンコを握りしめても意味がないので、Meralynに話しかける。 死体で見つかった彼女の兄について知ってることを教えて欲しいのだ。











Yes, my brother was found dead not long ago. I think it was poison, probably given to him by Eno Romari and those sick End of Times lunatics.

ええ、兄は先だって、死体で見つかりました。 私が思うに毒殺です。きっとEno RomariかEnd of Timesの気違いの一人の仕業です。





Eno RomariかEnd of Timesかについて何かご存じな事があったら俺様に教えてもらえませんか? お兄さんが殺されたならそれなりのお仕置きをしてきますし。



A lunatic, Lenne. You'll often find him outside the Winged Guar, spouting his nonsense to passersby, and to the drunks stumbling out of the tavern.

Ero Romariは気違いですよ、Lenneさん。 Winged Guarの辺りによく立っていて、そこらの人や酒場からフラフラ出てきた酔っぱらい相手に何かおかしなことをしゃべってますよ。

They are a suicide cult, plain and simple. Their beliefs are destructive, heretical, and frightening to me. I don't know how my brother ever got involved with them! I'm beginning to see them all over the city, but you'll most often find them in Godsreach, outside the Winged Guar.

End of Timesはただの自殺教団です。 彼らの信条は破壊的で理解不能で、恐怖さえ覚えます。 なぜ兄がそんな連中と関わり合いになったのかわかりません! でも彼らの姿を街で見かけることが多くなりました。 一番よく見るのはGodsreach区域ですね。 Winged Guarの周りですよ。



なるほどなるほど、やっぱりそいつらが関係していそうですな。 つらい事を思い出させてしまって申し訳ありませんでした。 いやまったく。 

無いよりはマシだろう、と彼女の手にいくばくかの金貨を握らせる。 肉親が死んだのだ。 何かと物入りだろうからな。




教祖についても教団についても、キーワードはどっちもWinged Guarの外側ってことだ。 んじゃ早速行ってみよっかな。












Palaceを迂回してGodsreachに入り、Winged Guarまでくると目指す教祖様はすぐに見つかった。 白い簡素なローブなど着込んで、いかにも「ジブン教祖やらしてもらってマス」みたいな出で立ちだ。 ちなみに俺様、今はもうローブ愛好家ではないのでこいつの服には興味があんまりわかなかった。 でなければほんのちょっぴり腕力に訴えた方法で譲ってもらっていたかもしれないのだが。 でも今はゴツイ鎧とか着ないから、それを隠すためのローブもいらないのだ。
 
おっと忘れるトコだった。 ローブ談義はともかく、教団について聞いてみては。 おうおう、おまいさんがやってるカルト教団について教えてくんな(偽江戸)



We are a peaceful group, dedicated to relieving the suffering all are feeling in these troubled times. I teach my followers the way to enlightenment, through understanding of what is happening in our world and what is to come in the next. All of my people know the importance of preparedness for the coming troubles, and many are willing to make great sacrifice for our cause.

私たちは争いを好まず静かに活動している集団ですよ。 この苦痛に満ちた現世からの救済を目的としています。 私は信者達にこの世界に何が起き、そしてこれから何が起きようとしているのかを教えることで悟りへと導きます。 信者は皆、これから世界が向かう先を見つめ、準備を整えることの重要さを学び、その多くが教義へ殉じるために犠牲になろうとしていますよ 。



教義(berief)? どんなことを信条としているってのかい?



Our beliefs are very simple, dear friend. The blessed Tribunal, though once filled with glory, are no longer the gods they once were. As with the tides and Tamriel's moons, all cosmic powers will wax and wane. But, when gods die, it creates ripples throughout the lands. The passing of the Three will be a prelude to the end of this era, and the beginning of the next. The followers of the End of Times are making ourselves ready for this to happen.

私たちの教義はとても単純なのですよ、我が友よ。 神聖なTribunal神はかつて栄光の光に包まれていました。 しかし神々はもはや昔のままではありません。 海の潮やTamrielの月達たちのように、どのような力も盛衰を免れられないのです。 しかし神々が死ぬとき、その影響がおよぼす波紋は大きく、すべての地を舐め尽くすでしょう。 3人の神の死が、この時代の終わりへの序曲となります。 そしてさらなる時代の幕開けにも。 その時を乗り切るため、End of Timesの信者は今から備えているのですよ。



まぁ、神々の力やなんかについては、俺様にとっても耳がビミョーに痛い話だ。 しかし、そんなパワフリャーな事態が神が死んだだけで発生するワケないような気がするんだが。 あいつら神様つっても元は人間だろ?  

それに、もしそんな天変地異風味なことが起こるなら、どんな準備(making ourselves ready)をするってのヨ?



We realize that the end of the era will bring many changes. We believe that the gates of Oblivion will open, and the multitude of daedra will roam this world freely. Some might tell you that this is a good thing, that we are descended from the daedra and it will be a return to the natural order of things. I know differently, though. The coming age will be a time of great horror.

この時代が終わりを迎えるとき、様々なことが変わるでしょう。 Oblivionの門は扉を開き、Daedraの大群がこの地を席巻するようになります。 これを良いことだととらえる者も確かにいます。我々の祖先はDaedraなのだから、それもまた自然の作用の1つなのだと。 しかし私の信じるところによるとそれは間違いです。 次の時代が始まる時、それは恐怖の時代の幕開けに他ならないのです。



・・・・・もしかして最近映画とか漫画とか大作RPGとかにハマリませんでしたか? 恐怖の時代って言われましてもホラ、見渡す限り結構平和ですやん、この街。



The Daedra Princes are not our ancestors. Nor are they our allies. They will wash over the land, destroying all that man and mer have built over these thousands of years. The only protection from this scourge will be our true ancestors that have gone before us and watch over us even now. Many of our followers choose to participate in the Cleansing, to prepare the way for the rest of us. It is a sacrifice to be sure, but it is for the greater good.

Daedraの王子たちは私たちの祖ではなかったのです。 むしろ私たちとは異質な存在なのです。 彼らは地を流し尽くし人と人の手が何千年にも渡って築いてきたもの全てを破壊し尽くすでしょう。 この災厄から私たちを守ってくれるのは、はるか昔に去り今も私たちを見守ってれている真の祖たちだけなのです。 信者の多くは来るべき時への備えとして、「浄化」を行ってくれています。 「浄化」は、より偉大な神々に対する供物として必要な犠牲なのです。



だんだん話がきな臭くなってきましたが「浄化」とはなんですかな?



It is a glorious ritual, friend Lenne. Our followers cleanse themselves of all of their troubles, all of their burdens here on this earth. They send themselves ahead to the ancestors, spreading our word, making ready for when we shall all join them in our fight against the daedric hordes.

誉れある儀式のことですよ、Lenneさん。 信者は現世における自分自身の罪や責を浄化によって清めます。 そして浄化された者は真の祖の元にたどり着き、私たちの言葉を伝え、そして偽の祖に対する戦いのために我らを導いてくれるのです。








んーーーー。 つまりEnd of Timesってのは一種の自殺教団ってこと? 


こーいう破滅思想が流行るのって政情が不安定な証なのだろうか、それともある意味平和すぎるからなんだろうか?

それはともかく、教団員の死は、事情はどうあれ自殺ってことだ。 ま、それも本人の選択だろうさ。 バカな死に方を選んで周りを悲しませるのも自由選択の結果ならしょーがあるまい。


俺様はこの手の宗教くんと長く話していると「頭蓋骨をカチ割ってやりたくなる病」の発作が出てしまうことがあるので、とっととTempleに帰って女神様に調査結果を報告しよう。





次のページへ

TOPへ戻る