8 Rain's Hand (Day 539) 

 


Well? Did you get my boots? No boots, no potion..,

おやおや、お帰り。 靴は持ってきてくれたかね? 薬は靴と引き替えだよ。



相変わらず他人事モード全開バリバリなDivaythさんにDwemerの靴を渡す。

ここで逆らってはイカンのだ・・・。



The boots first, please. And now, I'll give you the potion, on the following condition: you must drink it here, before my eyes. It should act immediately, and I need to observe you very carefully. Agreed?

よしよし、靴は持ってきたようだね。 じゃあ薬をあげよう。 ただし、条件がある。 ここで、私の目の前で、今すぐ飲むこと。 効き目は速効現れるはずだから、君を観察したいのだよ。 じっくりとね。 それでいいなら薬をあげるよ。



Yes, give me the potion.
それでいいから薬ちょうだい。

No, I'm not ready.
やだ、まだ決心がつかないし。

No, give me the potion, but let me use it as I please.
やだ、いつ飲むかは自分で決めるから薬だけちょうだい。









なんでもいいから薬!!早く!!!早くしないと脳が溶けるだろうがよ!!!!

もうとりあえずなんでもよかった。 どう考えても実験台にされているのだが、それもどうでもいい。 治りさえすればいいんだよーーーーーーーーーーぅ。

それに、万が一飲んだ薬が失敗作なら、最後の力を振り絞ってでもメガンテ(→←↓↑△)を唱えきるつもりだ。 

さぁこい!!!










Good. Open your mouth, and close your eyes...
よしよし、じゃあ口を開けたまえ。 ほら目をつぶって。



ちくしょー。乗りかかった船か。 (カパ)



Good. Now swallow... Goodness... Good grief! Look! Look! It's... WORKING!
よしよし、じゃあ飲み込んで・・・
ああ、何てことだ!効いている!!効いているじゃないか!!!



コラじじい! やっぱり自分でも効かないと思ってたんじゃねーか!!







ま、いっか。
結果的には効いたんだし。



Remarkable. Let me check your skin... your eyes... your tongue.... Amazing. I think it worked. No sign of the disease at all. Of course, you still have corprus disease, just like I planned. But all your symptoms are gone. Marvelous. I'll go try it out on some of the more desperate inmates. But I'll answer any questions you have before you go.

ううむ。 すばらしい。 見せてみたまえ。 ほら手を出して。 目を見せて。 舌を出してごらん。 ふーむ。 信じられん事だが、本当に効いたようだな。 病気の症状がすべて消えたよ。 そうそう、別に病気が治ったわけではないよ。 そういう効き目の薬じゃないからね。 ただ、症状を消したのだ。 うむ、まったく素晴らしい。 よし、次は末期患者で試してみるかな。

うん?何かまだ聞きたいことでもあるのかね?



・・・・・・・ここで俺様が怒っても、何を怒っているのかこのじじいにはわからないだろうなぁ(諦)

っていうか病気が治ってないってどういうことヨ? そういやそもそも、この病気を「神があたえたもうた病」(the divine disease)とか呼んでたよな? どういうこったい?



The magical principles of corprus disease are elusive and miraculous, far more subtle and powerful than any conventional sorcery or enchantment. I'm persuaded that it is in some manner the curse or blessing of a god. Perhaps both a curse and a blessing. The victim, of course, cannot appreciate the marvelous nature of corprus. It saps the mind and destroys the body. But to a wizard, it is a profound and glorious mystery, a riddle worth a long lifetime of study.

ふむ。 Corprusの病はだね、本質的には神秘的なまでに素晴らしいものなのだよ。 どのような魔法や魔術でも達成できないほど繊細かつ強大な効力を持っているものなのだ。 私は、Corprusは神があたえたもうた試練にもなり祝福にもなりうると信じている。 実際のところはその両方なのだがね。 もちろん、一旦罹ってしまえば、その祝福を感じることなどできやしない。 罹ったが最後、肉体は破壊され精神は病んでしまうのだからね。 しかしだね、魔術師から見ればやはり、奥が深く素晴らしい謎なのだよ。 一生をかけて解き明かす価値もあるというものだ。



なんだか、全Corprus患者を代表してイッパツ殴ってやりたい気持ちにかられたが、薬が効いたのは事実だ。 それに実験を重ねれば、そのうち誰にでも安全に効く薬だって、作り出せるかもしれない。 このじじいなら。

釈然としない気持ちは残るものの、とりあえずこの場は礼を言って別れることにした。



そういえば、帰り際にアンタの奥さんだか娘さんだか(本人達の弁がどっちだかあやふやなのだ)に挨拶しておかなくっちゃ。 あの人たちが言ってた「奥さんみたいな娘みたいな」ってどういうこと?



Not bad for something born in a jar, eh? Charming and talented. Not daughters, really. A little project, a side benefit of my researches into corprus disease. Made them myself, from my own flesh. Nice, aren't they? Alfe Fyr, Beyte Fyr, Delte Fyr, and Uupse Fyr. Quite a comfort to me in my old age. Hah hah.

彼女たちのことかね? フラスコの中で生まれたにしてはなかなかのものだろう? 魅力的で頭も良い。 ああ、もちろん私の本当の娘などではないよ。 Corprusの研究中についでに生まれたものでね。 私の肉から作り出した生き物さ。 悪くないだろう? Alfe FyrにBeyte FyrにDelte FyrにUupse Fyrさ。 こんな年寄りになっても、女性に囲まれるというのはいいものだよ。 ハッハッハッ。



・・・・・・・・オェ。

まぁ、このじじいが自分の複製品に囲まれてそれがうれしいというなら、それはそれでいいことだ。 俺様の知ったことではない。


もう別に気にかかっていることも知りたいこともなかったので、おとなしくBalmoraへ帰るとしよう。 Caiusもちょっとは心配しているだろう。




帰る道すがら考えると、「神のあたえたもうた病」というのもあながち見当違いではないような気がしてきた。  俺様は引き続きCorprusの患者である。 症状が出ていないだけで。 ・・・・いや、正しくは「悪い」症状が出ていないだけで、だ。

だからCorprusのもう1つの面は引き続き残っている。 Corprusの患者は、他の病には一切かからないのだ。





そう、伝説のNerevar卿のように。





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