18 Evening Star (Day 460) 

 



俺様が今までに遺跡から持ち帰ったBlueprintを見てEdwinnaがおかしな事を言いだした。



They seem to be the plans for some kind of large metal insect. I will have to study them further.
これは、機械製の大きな虫みたいな何かの設計図のようですね。 ぜひもっと調べてみなければ。



そんなに虫が好きなら街道によくいるダイナマイトフンコロガシを捕まえてきてやるぞ?

と思ったが、Edwinnaの顔がすごく真剣だったので、俺様としてもあの巨大甲虫を連れてきてギルド内をパニックにするのはやめておいた。 

しかし、一部のギルドメンバーの間でささやかれている、EdwinnaがDwemerの機械生命を自分で再現しようとしている、という話は本当なんだなあ・・・。 遺跡に設計図(らしきもの)があると聞いたら手に入れたくて、いてもたってもいられないのだろう。  この調子では、ギルド内が巨大フンコロガシ(マッスィーンバージョン)で埋め尽くされて、結局みんながパニックになる日も案外近いかもな。









そんなEdwinnaが、大事な大事な遺跡がエラい事になってると聞いたら動き出さないわけがないのだ。


I have heard that the miners in the Gnisis Eggmine broke into the ruins of Bethamez.
Gnisisの卵採取場が、Bethamezの遺跡まで突き抜けてしまったそうです。


卵・・・・・・というと、やっぱアレだ、Kwamaのなんだろうなぁ(鳥肌)


Officially, the Gnisis eggmine was closed because of blight, but I heard that miners broke into the lost Dwemer ruin of Bethamez. I have also heard that they found Dwemer plans similar to the blueprints you brought me before. Go to the Gnisis eggmine and bring back any plans or blueprints you find.

現在、公式にはGnisisの卵採取場はBlightの病が蔓延したために閉鎖されたことになっています。 ただ、一部の作業員たちが閉鎖を無視して採取場に入っているそうです。 もちろん遺跡にも足を踏み入れてるのでしょう。 彼らがDwemerの残した図面や設計図を見つけたという噂もあるようです。ええ、あなたが遺跡から持って帰ってきたのと同じようなものに違いありません。 Gnisisに行って卵採取場へ潜り、図面に類する物はすべて持って帰ってきてください。








Gnisisについてみると、案の定、採取場へつながる扉はガッチリ施錠されていた。
まだ閉鎖中なのか? と扉を見張っているらしい衛兵に聞いてみた。



It's locked. Yes, I have the key. No you can't have it. I don't care who you are. Darius says no one goes in but the workers.

ああ、扉は鍵をかけてあるよ。 これが鍵さ。でも あんたを入れてやるわけには行かないね。 作業員以外は入れるなというDariusの命令だからな。



うぬぅ。 病が蔓延して閉鎖中のハズの鉱山なのに作業員を入れているのか・・・。 そのDariusもクセ者らしいな。

Darius自身は鉱山に入らず町で酒でもくらっているらしいが、話をつけにいってもすんなり入れてくれるとは思えない。 んでもって、目の前の下っ端くんは鍵をこれみよがしに持っている・・・。









ボコって鍵を取り上げるという選択もあるが、この下っ端くんは別にワザと俺様の任務の邪魔をしているわけではない。 ここで刃を向けるわけにもいかんしなぁ・・・。 

ほんじゃまー、行きますか。 いつものやつ。


ほれほれほれほれほれほれ


I'm not supposed to let anyone in. But, you're not so bad. Here, take the key, but don't tell Darius I gave it to you.

うーん。誰も入れるなって言われてるんだけどなぁ。 まぁいいさ。 あんたいい人みたいだしな。 ほらよ、鍵だ。 けどDariusにはこのことを言うなよ。


了解ですとも。

首尾良く鍵を手に入れた俺様は、早速採取場に入り込んだ。  









外に通じる扉を閉めた俺様は、早速、蔓延しているというBlightの病の耐性魔法をかける。

作業員さんたちの邪魔をしないように採取場を通り抜け、突き抜けた箇所を過ぎて遺跡の中に入ると、案の定、Blightが脳に回った虫やネズミが襲いかかってきた。

サックリ


噛み傷からBlightさえ入らなければ、こんな小物は気にもならない。 さくさくと歩き回って図面(確か2枚あったぞ)と、また変な言葉で書かれた本、それと遺跡にはつきものの骨董品を拾い集める。 Dwemerの食器類は愛好家が多く、そこそこの値が付くが、実は俺様も嫌いじゃないのである。 自分の分も〜、とちょっと重いのを我慢して鞄に放り込む。 もしEdwinnaの気に入る物が1個くらいあって、研究に使ってもらえれば俺様もうれしいしな。

坑道には本当にBlightが蔓延していて、話しかけただけでいきなり攻撃してくるオッサンまでいたが、これといって強いヤツはいなかった。 遺跡からめぼしいものをすべて回収し終わったのを確認して、Ald'ruhnへと戻る。








This is truly remarkable, Lenne. These plans are very similar. Perhaps with both of them in my possession, I can discover their secrets. It's a shame Arch-Mage Trebonius doesn't share your dedication to scholarship.

これは・・・・素晴らしいですよLenne。 あなたの持ち帰った図面や設計図。 その全部が非常な共通点を持っています。 これを注意深く検討すれば、Dwemerの謎が解き明かされるでしょう。 それにしても、Arch-Mage Treboniusがあなたのような学問への情熱を持っていないのは本当に残念なことですよ。


図面を喜んでくれたのはいいが、ずいぶんと奥歯に物の挟まったような言い方をするものだ。
Trebonius、Vivecにいるギルド本部長がどうしたって?


I wish the Guild were led by someone with your respect for scholarship, Master Wizard. Perhaps you could speak with him and make him see reason.

私はただ、ギルドがあなたのように、学問の探究に理解のある人物によって運営されればよいと、そう願っているだけですよ、Master Wizard。 あなたがTreboniusに、学問に関心を持つように話してくれるといいのですが。


EdwinnaがTreboniusの事をあまり評価していないのは、前々から知っていた。 要するにTreboniusは戦闘タイプの魔術師なのだ。 魔法の腕が他のメンバーより勝っているという理由でギルドマスターに就任した。 その反面、研究や調査活動にはあまり興味がない。 せっかく目の前にVvardenfell島の素晴らしい遺跡が広がっているのになんてもったいない、というのがEdwinnaの反発の原因だ。

まぁ、話してくるくらいはいいけどさ。 そうそう、Master Wizard、なんて階級で呼びかけられて思い出したんデスが、俺様そろそろもう一段階昇進させてもらえるんでしょ〜か? 聞くところによると、Master Wizardの上ってArch-Mageみたいなんですけど、それってTreboniusの階級と一緒ッスよね?


As long as he holds the title, only Arch-Mage Trebonius in Vivec can grant you the title of Arch-Mage.
Arch-Mageを承認できるのはTreboniusだけですよ。彼が今のArch-Mageですからね。




なんだかちょっと意味がとれなかったのだが、どっちにしろEdwinnaが承認してくれるんじゃないのか。
VivecのTreboniusに言って許可をもらえば、俺様もArch-Mageになるってワケですね? 

ほんじゃ行って来ます。 と俺様はTreboniusとお茶でも飲みつつ昇進の話をするつもりでVivecへと向かった。





鍵が無くても入れてくれる場合があります。
そう、あなたが作業員なら・・・・。


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