12 Heartfire (Day 362) 

 


早朝だというのに任務が済んでしまった俺様は、ついでにさらに奥にある鉱山を訪ねてみることにした。 朝靄の中を、木橋を渡って鉱山の事務所へ入る。











Telvanniの手先が辺りを席巻していたからだろうか? 意外にも鉱山事務所は無人だった。 あまり人が常駐しないのかな?

従業員が集まる食堂らしき場所に、坑道はガスが溜まっているから炎系の魔法は使用禁止、という伝言メモがあったのが唯一の人の痕跡だった。









そして、事務所を抜けて坑道の入り口に面した中庭に出た俺様の目に、粗末な小屋が建ち並ぶのが見えた。

中に入ってみると、案の定奴隷小屋だ。
その待遇は、今までみたどの奴隷小屋よりも悲惨だった。 枷につながれているのは同胞Khajiit。

そして、こんなメモ書きを見つけたとき、俺様の怒りは坑道のガスが引火しても不思議は無いほど燃え上がった。




Rules:
規則:

Damage to company property will not be tolerated.
If any further scratch marks are found on the
bedposts, all miners will be given double shifts for
the rest of the month.

会社の備品を損傷することを禁ずる。
万が一、今後ベッドの支柱にひっかき傷が見つかった場合
作業員全員の勤務時間をその月の終わりまで
倍にするものとする。

No talking after sundown. no talking during
feedings. No talking before sunrise.
日没後の私語禁止
餌の時間中の私語禁止
日の出前の私語禁止

Always obey the guards and mages promptly and
without question.

衛兵、魔術師の命令には口答えすることなく
即座に従うこと。



ズガゴーーーーーーン
(大噴火)


Khajiitに爪研ぎ禁止とはなんと残酷な規則を押しつける会社だ。
怒りに震える俺様は、同じく激怒な背後霊の何やってもヨシの許可の元、とりあえず枷の鍵を探して走り回る。 ガードタワーの上階に保管してあった鍵を見つけ、小屋に走って戻る。

みんな逃げろ! 逃げるんだ!! 逃げてくれ!!!


鞄の中の金をありったけ出して分配する。 大陸に渡って故郷の砂漠まで帰るのに十分足りるはずだ。

よし、次は鉱山で作業中の奴隷だな。









死ねやコラーーーーー!!!




いやまださすがにImperial衛兵とガチできるほどには成長していない俺様だが(汗)、それでもありったけの召還魔法アイテムで衛兵皆殺し&従業員皆殺しをサクサク進める。 頼もしき召還魔物くんたちが戦っている横で、みんなの枷を外してまわる。 これで全員逃げれたか? 誰も残っていないな?





同胞が全員自由の身になったことを確認し、事務所に取って帰った俺様は、Magikaが空になるまで破壊系魔法をブッ放す。 石と木で出来た事務所の中は、ほどなく恐竜が通った後のような廃墟となった。




どうやらDahleenaというKhajiitを中心にまとまって脱出をはかるつもりらしいみんなに別れを告げ、ついでに鉱山のEbonyを根こそぎ掘り起こす。(鉱石が1つ200 Goldにもなるのだ)

さすがに石だけあって重いので、持って帰れる分以外は適当な道ばたへ運んで埋めてしまった。


さてと、気も済んだし、帰りますかな。









命令された任務の内容はちゃんと達成しているのだから、誰憚(はばか)る事無くファイターズギルドに戻って報告をする。



You got all four? Good. That'll make some people at Caldera Mining Company very happy. And here's 400 septims. The Caldera Mining Company pays well. And when your ready for more orders, let me know.

4人とも始末できましたか? それは素晴らしい。 Caldera Mining Companyの人もとても喜ぶでしょう。 報酬は400 septimあげましょう。 Caldera Mining Companyはとても払いがよいのですよ。 さぁ、疲れを落としたらまた来てください。 次の任務がありますから。



喜ぶ? そいつぁどうだかな。(ニヤリ)

俺様はお言葉に甘えて、ひとまず家に戻って休むことにした。
というかBalmoraから少し離れてEbonyを売りさばきたかったのだ。 役得、役得。



CalderaのEbony鉱山が閉鎖になったという知らせがSeyda Neenまで届いたのは、翌々日のことだった。





この鉱山閉鎖イベントは、他のクエストの一部らしいです。
って知るか〜っ!!
Khajiitに枷を付けるものは死刑決定Death。

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