8 Last Seed (Day 327) 

 

Sirilonwe in the Mages Guild in Vivec has somehow acquired a copy of Chimarvamidium.

VivecのメイジギルドにいるSirilonweがChimarvamidiumを一冊、入手したらしいのです。

Edwinnaの口から出たのは、なんだか舌をガッキリ噛みそうな本の名前だった。 そのちまーばみでぃうむ?が何ですって?


It is the sixth volume of Marobar Sul's "Ancient Tales of the Dwemer." Most of the "Ancient Tales" are not truly Dwemer in origin, but this one may be an exception. It deals with some sort of golem or centurion. Would you be willing to "borrow" this book for me?

ChimarvamidiumはMarobar SulのAncient Tales of Dwemer(Dwemerの古代神話)の6巻目にあたる本です。 Ancient Talesと呼ばれる話のほとんどは、正確にはDwemerを起源に持つものではありません。 しかしこの本は違う可能性があります。 たしかゴーレムやセンチュリオンについての記述があるはずです。 この本を、なんとかして、「借りて」来てもらえないでしょうか? 


ゴーレムやセンチュリオンというのは、Dwemerの遺跡にいるギッションギッションうるさいからくり人形のことだ。 あれに関して書いてある本があるとは俺様としても興味深い。

別にいいッスよ。 行って借りてきますよ。


Thank you, Lenne. Sirilonwe probably keeps the book near her in the Mages Guild in Vivec. Do whatever it takes to get the book and then return it to me. If you're caught stealing, of course, it is a crime against the guild, so be careful. And take these scrolls just in case.

ありがとうLenne. Siriloweは、Vivecメイジギルドのどこかに、彼女の持ち場からあまり遠くない場所に保管しているはずです。 こっそりと持ち出して来てください。 ただ気を付けて。 もし見つかってしまったらギルドに対する反逆と見なされてしまいますから。
このスクロールを持ってお行きなさい。 何かの助けになるでしょう。


ようするに「泥棒」をしなくてはならない俺様を少しでも助けようと、Edwinnaは魔法のスクロールをいくつかくれた。

しかし、俺様にそれは必要ではない。 なぜなら、その本がもうVivecになんか無いだろうという強烈な予感がするからである。

あの、Edwinnaさん、そんなに恐縮しないでください。 だって俺様、マジで泥棒ッスから。









Vivecのメイジギルドに行くなら、ギルドのテレポートサービスを使った方がずっと速い。
しかし、俺様はギルドを出ると、蚤バス乗り場に向かい、Seyda Neen行きの切符を買った。





よう、Arrille、久しぶり! 

いやぁ〜・・・、しばらく見ないウチに羽振りが良くなったんだなぁ。

っていうか、ソレお客さん怖がってない?

まぁ、俺様が盗んできて買い取ってもらった装備なんだけどさ・・・。 値段の高い順に身につけるのよそうぜ。

すげぇだからさ。




それはともかく、例の本、ChimarvamidiumはArrilleの店の在庫品の中から簡単に見つかった。


やっぱりな〜・・・。 そう、とっくの昔に俺様が盗み出していたのである。








Thank you, Lenne. I will return the book to you soon, but in the meantime, I have more duties for you.

Lenne、どうもありがとう。 必要なところを読んだらすぐに返します。 ところで、それまでの間にちょっとお任せしたい任務があるのですが?


「返す」という部分に少々不吉なものを感じたが、確かにEdwinnaが本を読んでる間、ずっと横で待っていてもEdwinnaも迷惑だろう。 なにより退屈だろうし。


俺様は、二つ返事でその新しい任務を引き受けることにした。



次のページへ

TOPへ戻る