2 Sun's Height (Day 291)

 
 

強力な剣を手に入れ、行動範囲も広がった俺様は、しばらく修行三昧の日々を送っていた。
新しい召還呪文「Clannfear」も手に入れた。 てかClannfearって何?

さっそく召還っ! 

ヒョヨ〜ン



おおぉう。 なかなかプリティな爬虫類系魔物だ。
ヨロシク相棒。 仲良くしような!!




・・・・ありがとうございます。



 

それはさておき、ひさしぶりにメイジギルドへ顔を出す。
生まれ変わったほど強くなった(Lv2UP)俺様に、何か新しい任務がもらえないだろうか。








An Argonian at the South Wall Cornerclub is offering training in Restoration without the sanction of the Guild. I want someone to stop his unsanctioned training.

South Wallクラブに、ギルドに無許可でRestorationのトレーニングをするArgonianがいるそうです。

I have word that an Argonian is offering training in Restoration at the South Wall Cornerclub. This Argonian, whoever he is, does not have the sanction of the Mages Guild. Convince him to stop offering unsanctioned training.

そのArgonianがどこの誰だかは存じませんが、メイジギルドの許可無くそのような行為を行うのは許せません。 行って止めるように申し渡してきなさい。



ソウデスカ・・・・。 

どうせ、そのArgonianが言うこと聞かなかったらまた「では殺しても構いません」とか言い始めるんだろうなぁ・・・。 別にいいじゃんかよ、そこらの人に修行つけてやるくらいさぁ。

ギルドに所属して許可をもらったからといって、何か支援してもらえるわけじゃない。
会費を払わなければならなくなる分、トレーニング料が高くなりそうだってことくらいしか違いが思いつかないし。

ちょっと前に、Ajiraちゃんとした会話を思いだす。



Ajira knows many secrets, but they are not yet for friend Lenne. Speak with Ajira again when you are a Warlock. Ranis Athrys here may have duties for you, but Ajira does not like Ranis much. Maybe you should speak with Ajira's good friend Edwinna Elbert at the Guild of Mages in Ald'ruhn?

新しいお仕事? うんとね、Ajiraいっぱいいいこと知ってるけど、きっとまだLenneにはムリ。 いつかWarlockになったら、も一回聞いて。その時教えてあげるから。 Ranisならたぶんちょうどいい任務知ってるよ。でもAjira、あの人あんまり好きじゃない。ギルドから仕事が欲しいなら、Ald'ruhnのEdwinnaに聞いてみて。 Edwinnaはいい人。 Ajiraの友達なの。
 

愛しいAjiraちゃん、俺様もちょっとRanisがキライになりそうデス。

しかしRanisは俺様の意見を聞く耳など持ってはいない。
しかたがないのでSouth Wallクラブに向かう。









そのArgonian、Only-He-Stands-There(←名前)はすぐにみつかった。
さっそく事情を話してみることにする。



Look at these people, Lenne. They cannot afford the services of the Mages Guild. Is it wrong to make their lives easier? Perhaps you can convince me.

そこにいるみんなを見てごらん、Lenne。 メイジギルドのトレーニングに何百ゴールドも払えるような、そんな裕福な人たちに見えるかい?  ここで私が、彼らのスキルを上げる手助けをして、日々の生活が少しだけ楽になるようにしてやる。 それは間違っていることなのだろうか? 君自身はどう思うね? 



俺様もアナタサマに大賛成です。

いやしかし、このまま帰って「イヤだってさ」とRanisに言えば、その場で殺害指令が出てしまうに違いない。 俺様が断っても、隣のファイターズギルドまで行けば、小銭ねらいで引き受ける輩はいくらでも見つかるだろう。

どうしたもんかな、ここは。








What if, hypothetically, you were to return to Ranis Athrys and tell her that I agreed to stop any unsanctioned training... And suppose that if you did that, I decided to offer training to my good friend Lenne?

ではこういうのはどうかね? たとえば、あくまでたとえばの話だよ? 君はギルドに帰って、Ranis女史に私が無許可のトレーニングを止めたと報告する。 しかし、君は、私がここで自分の友達にだけ、ほんのちょっぴり力を貸し続けているのを知っている。 もちろん君も、私の友達の一人だ。 どうだね、Lenne?








それで全然これっぽっちも構いません!!


Very well. I will offer you training after you've reported back to Ranis Athrys.

わかってくれるかね。 ではギルドに帰ってRanis女史に報告したまえ。 その後で、君にもトレーニングをしてあげよう。


さすがに修行を積んだArgonian導師。
嘘をつかなくてはならない俺様への気配りも忘れないスバラシイ人格者だ。

俺様は一も二もなく同意し、Ranisへ嘘八百の報告をした。 


もちろん、後でちょっぴりだけトレーニングしてもらいに行ったことは言うまでもない。
師の好きそうな、オイシイ果物を手みやげに持ってだ。



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