17 Rain's Hand (Day 214) 

 
 

ちょっと割に合わない目にあった昨日の俺様だったが、一晩寝たら頭もスッキリ。
今日こそはHlormarの願いをかなえてやろうと、夜明けを待ってGnaar Mokを出発した。


何しろ魔女が見つからないことには永遠に俺様について来ちゃいそうだし。




途中で魔女を見落としたかもしれないから、と昨日来たCalderaからの道をそのまま引き返す俺様たちだったが、ほどなく前方に、昨日は居なかったはずの人影を見つけることができた。


んーーーーーーーーーーーー。 魔女? 

っていうかどう見ても魔女ではない。 身なりのよいArgonianである。


正直に言うと昨日の出来事をまだちょっぴり引きずってる俺様は、「靴履けない同志」が道ばたにしょんぼりと立っているのをみて、ついつい話しかけてしまった。
いつになったらAld'ruhnに着くのかな、俺様ってば。


ま、いっか。


お〜い、そんなところでどうしたのさ?








Greetings, traveler. Rasha wishes you well and thinks you maybe can help him with some pressing business.

これはこれは。 こんにちは、旅の人。 私はRashaと申します。 少々急ぎの用事をかかえて難儀しているところなのですが、もしよろしければ力をお貸し願えないものでしょうかな?



俺様の知る限りArgonianの足は元々は水中仕様なのだが、ここはちょうど足場の悪い山道の真ん中だ。
急ぎの用って言ったって、ここからじゃどこに行くにしても、今日明日中にはつけないんじゃないのかい?



Yes. Most pressing. I have, you see, a shipment of clothing...fine clothing, it is...to get to Ald-ruhn. But, I fear other business draws me away. Perhaps, I think, you and I might come to an arrangement, yes? If you will deliver Rasha's shirts...these fine, fine shirts...to Bivale Teneran the clothier in Ald-ruhn, she will pay you for your services. And a generous woman she is. I would ask that you swear an oath to Zenithar to seal our arrangement, though. Yes. What do you think of my offer, hmmmm?

ええ、でも本当に急ぎの用なのです。 洋服をお客様にお届けしなくてはならないのですが・・・。 Ald'runの店に納めるためのとても高級な品なのです。 もしこれが納品できなければ、きっと他の仕入先に変えられてしまうでしょう。 大変申し訳ないのですが、このRashaの頼みを聞いてくださりませんか? このシャツ、ええ、本当にとても良い品なのですよ、これをAld'runにある高級服飾店のBivale Teneranに届けていただけないでしょうか? Teneranはとても気前の良い人です。 品物が無事配達されればきっと報酬もはずんでくれることでしょう。 どうでしょうか? 私たちの神聖なる神に誓ってこの契約を無事全うしてはくれないでしょうか?



報酬なんて、そんなのいいってばよ。 俺様が持っていってやるってば。



Most excellent, yes? We will both gain from this...I shall keep my good name, and you shall benefit from Teneran's generosity. Wonderful. Take care, Lenne, one should not take an oath sworn to Zenithar lightly. No, never lightly.

おお、お引き受けくださいますか。 感謝いたしますぞ。 この話、あなたにとっても決して損にはならないと存じます。 あなたのお名前は、ご恩とともにこの心に刻みつけておきますとも。 Teneranもきっと、気前よく払ってくれることでしょう。 これでやっと安心できるというものです。ではLenneさん、どうか気をつけて行ってくだされ。 Zenitharに誓いを立てたことを忘れぬようにお願いしますぞ。 神への誓いは、決しておろそかにしていいものではありませぬからな



Premineを連れてきて聞かせてやりたいほどの低姿勢っぷりを発揮するArgonianの紳士が困っているのだ。 俺様は話をみなまで聞くまでもなく、快くその依頼を引き受けた。




そして、それは長靴が履けませんどころではない不幸を俺様にもたらす結果となるのだが、それはもうちょっとだけ先の話なのである。
この時Rashaの話をちゃんと聞いておけば・・・・・・・・・・・・・(大後悔)


会話の全部を見たい場合は上の各文章の◆と◆の間を選択して、反転表示させてくれ。 まぁ、話の流れ的には見ないことをオススメする。

そして、その部分はもちろん、この時の俺様の耳にはビタイチはいらなかったのである。





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