7 Frost Fall (Day 54)

 
 

行くつもりもなかったCalderaにまで足を伸ばす大冒険をしてしまった俺様は、昨日一日かけてBalboraで情報収集をした。 Arkngthandへの道順については追加情報を得られなかったが、その手前にあるFort Moonmothの偉いさん、Larrius Varroが俺様に会いたがっているという噂を仕入れた。

そんな噂を流すくらいなら来てくれるか呼んでくれるかしてくれれば良さそうなものだ。
本当に人間の考えていることはよくわからない。 「偉い」奴らは特にだ。

それはともかく、Fort MoonmothがArkngthandへの道筋にあるのは好都合なので行きがけに立ち寄ることにした。






真っ昼間の陽光の下で、おとといの晩に俺様が見過ごしてしまったMolag Amurへの標はすぐに見つかった。 なんでこんなに道から離れていやがるんだ(怒)。

それはともかく看板のすぐ向こうに見えるFort Moonmothに先に足を運ぶ。

左の建物の地下でLarrius Varroと面会できた俺様は、さっそく用件を聞いてみたがどうも要領を得ない話をするのだ、この偉いサンは。

何でも皇帝から俺様へのちょっとしたプレゼントを預かっているというのだが、それが今は見あたらないというのだ。 イヤ心配されるな、すぐに見つけておくから。と言いつつなにやら不穏な話を始めやがる。 なんでもCamonna Tongという悪党集団がいてあちこちで悪さを働いているらしい。 もちろんBalmoraにも根をめぐらせているそうだ。



The bad people in my story are five members of the Camonna Tong. I know they are a scout, a pawnbroker, a savant, a thief, and a smith, and that they are in Balmora. Unfortunately, I don't know their names. But maybe you can find their names. And where to find them. And then maybe my story could have a happy ending. With a little bloodbath, instead of a little prayer.

小官の話している悪党共というのはCamonna Tongのメンバー5人である。
奴らが偵察、質屋、学者、泥棒、鍛冶屋の組み合わせであるところまではわかっておるのだが、名前がまだわかっておらぬ。 貴官ならもしやそやつらの名前を調べ上げれるかもしれぬと期待しておるのだよ。 手をこまねいてみているのにも限度というものがある。 街に平和を取り戻すにはもはや手段は選んでいられぬところまで来ておる。

Here is what I'm thinking. I love the law. I love the Empire. I love the people I try very hard to keep safe. But sometimes, no matter how hard we try to keep the peace, sometimes there is going to be blood. I think you know what I'm talking about. That's why I asked for you to do this bit of work. If you're willing.

小官とて法を守る立場にある者。 帝国の定めた法に従わねばならぬことは重々承知しておる。 このような危険な土地で力の限り市民を守るのが我らの使命なのだ。 しかしだ、その我らの力とて限界というものがある。 平和理に事が運べぬ時には、それなりの血なまぐさい手段というのも選択肢に入れる必要があるのだよ。
貴官に事情をうち明けている理由を察してもらえるだろうか?

When you have finished doing some things, stop back and see me, and we'll see if I've found that nice present from the Emperor for you.

何か状況に変化があったような場合は立ち寄って見てくれたまえ。
それまでには皇帝陛下からの貴官への贈り物も見つかっているであろう。



ふ〜ん。 「見つからない」ねぇ・・・。
ずいぶんと都合の良い話だが、この偉いさんが勝手に贈り物をガメて俺様を釣ろうとしているのか、それともこの話を条件として渡すように皇帝が仕組んだのか(だとしたらずいぶんと暇な皇帝だ)わからないのだから事を荒立てない方がいいだろう。

とりあえず、Camonna Tongという5人組の名前を調べ上げた方が良いこと、名前が判った後の解決方法はちょっぴり暴力的になってもLarrius Varroは気にしない、ということは心にとめておこう。

皇帝からのプレゼントって何だろうと未練がましく思いつつ、Fort Moonmothを後に橋へ向かう俺様なのであった。



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