14 Sun's Height (Day 1639)




Your master is well pleased.
よくぞやってのけたな。



The Skaal find no fortune with their god.
Skaalどもの神は奴らに加護を与えなかったと見える。



I grant you this boon for your service.
その働きに応え、良い物を授けよう。



Hound, when you walk in the day,
you may now summon a companion to your side,
to aid you in your travels.
下僕よ、お前が陽の光の下を歩くとき、その助けとなる者を召還する力だ。




Hunt well, until I call upon you again.
また喚ぶ時まで、好きに屠るがよい。





うーん。 相変わらずどこの誰だかわからん牛怪人だが、一応ケチでは無いらしい。 んじゃ早速召還してみるかな。






やぁ。


俺様たちの近縁に毛のない種族はいるが、のない種類というのもこの世にはいるんだなーー。へーーーー。




って肉が腐れ落ちてるじゃないか!





さすがにカワイイとはちょっと言い難い・・・・・・・が見つめているとフツーにワンちゃんである。 んまー、仲良くやろうな。



つーか、俺様ももう、このゾンビ犬と大して変わらないんじゃないかな。

夜になればまた変身して、人の肉にかぶりつきたくてしょうがなくなるのだ。 また変身したら、今度は自分の意志でSkaalの村でも襲撃してしまうかもしれない。 いや、それならまだ敵対してるだけマシだが、すぐ隣りに居を構える砦の兵隊さん達に迷惑でもかけることになれば・・・・。




ワンちゃんと遊びながらそんな事を考えていた俺様は、貴重な昼間をぐだぐだと過ごしてしまった。 夜がまた来るのが、また変身しなくてはならないのが、もう怖いのだかどうだか分からなくなってしまった。




鋭い爪でSkaal奴らの肉を切り裂く爽快感が、暖かい血を浴びる心地よさが、忘れられないのだ。





日没はまたすぐにやってきた。





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