Travel back to the Skaal villege. I will meet you there soon. 先にSkaalの村に戻っていたまえ。 じきにそこで会おう。 |
Wind-Eyeにそう言われた俺様は、雪の降りしきる中、Skaalの村へと向かい、日付もとっくに変わった深夜にHeart-Fangの屋敷へ帰り着いた。 当然っちゃ当然だが、Rigmorの姿はすでに無く、この雪の中どこへともなく出立したのかと思うとさすがに先が思いやられる。・・・・どっかでのたれ死んでないといいんだけどなぁ。 まー、体の頑丈さ(無駄に)世界一!なNordだからダイジョブだろう。 さーて、Heart-Fangの野郎に、せめてAesliipの件の真相なりと伝えなくては。 うぃっすHeart-Fang。 ちょっと話があるんだけど耳貸せやコラ。 |
You've returned from the lake! You continue to surprise me, Lenne. I have matters to attend to now. We will speak again soon. That I promise you. Good Bye. おや! あの湖から生きて戻れたのか! まったく、君は何度も驚かせてくれるな、Lenne。 今は忙しいので話は後で聞こうじゃないか。 また後でな。 |
はぁ?てか、コラ待てー。 何イキナリGood Byeって勝手に会話強制終了してんだよッ。 と、俺様が再度Heart-Fangに話しかけようとした時、館の外から大騒動が聞こえてきた。 獣のうなり声と人間のわめき声。 それも1つや2つじゃない。 かなりの大勢がもみ合う声だ。 |
Please, you must help. The village is under attack by the werewolves! Outside, quickly!!! 手を貸してください! 村が人狼の群に襲われています! 館の外です、早く!!! |
何だ何だ何だぁ〜? と、とりあえず外だな。 ヨシ。 |
阿 鼻 叫 喚 |
何だようっせーな、とHeart-Fangんちの重い扉を押し開けた俺様だったが、いきなり出くわしたのは、Skaalのガード軍団に襲いかかる、絵に描いたような人狼のご一行様だった。 うっわー、獣人の俺様が言うのも妙な話だが、ホントにいるんだなー、人狼って。 すげー、初めて見たよ・・・・と見物していると1匹が俺様のところまで来ちゃった。 ギャース。 |
我が銀の武器をくらえ! |
ちなみに上の決めぜりふは俺様のではなくガード軍団の誰かのである。 うん、ボケっと見ている間に、手の空いたガードによって人狼はあっというまにあっさり全滅。 何しに来たんだコイツら。 |
いや、まー、なんつーか、助かったよありがとう、とガードの1人に礼を言おうとすると、何やら慌てた様子だ。 |
One of the creatures went into the Greathall! It must be stopped! 一匹取り逃がした! Greathall(Heart-Fangんち)へ入った! 掴まえろ! |
ありゃりゃ。 マジかい。 |
うぉっとアブネー。 ガードが見たのは1匹だったらしいが、館の中に入るなり2匹の人狼に襲われた。 戦いながら様子をうかがうと、視界の端に、Heart-Fangの護衛が倒れているのが見える。 で、Heart-Fang本人はどこだ? 一旦2階に引いて戦ってるんかな? 人狼を2匹とも倒し終わった時には、もう護衛役の奴も息が無かった。 つーかこりゃ殴り込まれた直後に即死したんだろうな。 Heart-Fangを守って戦ったんだろうが・・・そのご本人はいったいどこだ? |
ヒトには名誉だ試練だと散々言っておいて、どっかに隠れて震えてんじゃねーだろーな、と探してみるがマジにどこにもいない。 2階も探してみるがいない。 上から見ても1階には絶対いないし。 うーん、さすがに死んじゃってるよりは物陰でガタガタしてくれてる方がマシなんだけど、いないものはしゃーないよな。 どっかに脱出口でもあって外に逃げたのかな? |
脱出したとしたら外か?と再び外へ出てみると、すぐ目の前に立っていたのは今やっと着いたらしいWind-Eyeだった。 むぅ、何だかシリアスな雰囲気だけどどうしたんだろう。 |
I've only just arrived, and to this horror. It is good you were here to protect these people. たった今戻ったところだよ。 酷い有様だな。 君がいて皆を守ってくれてよかったよ。 |
いや、まぁ、守ったとか言われましても何もしてないんだけど、いないよりはマシだったかな。一応2匹やっつけたし。 |
You have done well by the Skaal. My worst fears have been realized, Lenne. These creatures are werewolves, as you surely know. This is not a good omen for our village. And I have more troubling news. I have used my magic to detect any of the infection these beasts leave in their wake. You, my friend, have been infected. そうか、Skaalのために良く戦ってくれた。 しかしLenne君、私の心配が的中してしまったようだ。 見ての通りコイツらは人狼だ。 人狼が現れるというのは不吉なことなのだ。 それに、もっと悪い知らせがある。 魔術を使って人狼どもの残した気配を辿ってみた。 誰か感染しているといけないからな。 そして、感染者が1人いることがわかった。 君だよ、Lenne君。 君は人狼病に感染してしまっている。 |
・・・・・・・・・・・なんですと? |
The infection seems innocent enough. Some weakness, perhaps. Sometimes the effects are hardly noticeable. However, in three days' time, the victim will become a werewolf himself. It is a fate I would not wish upon my greatest foe. During these three days, though, a simple Cure Disease spell can stop the infection. I beg you to do this. Until then, I fear I cannot allow you to be a part of our community, perhaps infecting others. When you have been cured, I hope you will return to us again. 感染したと言ってもまだ症状は出てないだろう。 ちょっとダルいような気はするかもしれないがね。 はっきりと症状が出ないことはままあるんだ。 しかし猶予は3日間だ。 3日間経てば、感染者は人狼になる。 そうなれば破滅だ。 例えどんな嫌いな相手にも起こってほしくないような恐ろしい運命と言える。 しかしCure Diseaseの呪文さえあれば治療はできるはずだ。 申し訳ないが、感染してしまった以上、君をこれ以上部族と関わらせることはできない。 君から感染してしまう者が出るかもしれないからしょうがないのだ。 もし治療ができたなら、また戻ってきて欲しい。 |
あー、Cure Diseaseね。 いきなり感染とか脅かすから俺様軽く貧血起こしそうになったよ。 その単語にちょっとトラウマあるし。 うーん、しかし困ったな。 俺様ってばそのトラウマ体験が元で、普通の病気には罹らないんだよねー。 もちろん薬も必要ないから持ち歩いてない。 あ、そういえばFortで薬の詰め合わせもらったことあったっけ。 瓶が鞄の中でゴロゴロするから砦のどこかに置いて来ちゃったけど、あれを取りに行けばいいじゃんか。 誰かが見つけて酒代わりに飲んじゃってるかもしれないが、3日もあればVvardenfell島に戻って薬を買ってくる時間は余裕であるし。 そろそろ夜が明け始めると見えて、分厚い雪雲の上がわずかに白み始めている。 氷水の下を泳いだり氷穴の中を走り回ったりした後の徹夜なのでそろそろ一休みしたいところだが、どうせSkaalの連中は俺様に今すぐ出ていって欲しいだろう。 断られるのを承知で宿を乞うのも嫌だった俺様は、治った後も、こんなけったくそ悪い場所にはもう戻ってこないかもねーだ、と比較的せいせいした気分でSkaalの集落を後にした。 |