10 Mid Year (Day 1604)



Raven Rockの責任者Falcoさんは、あいにくと防寒着の余分は持ち合わせが無いようだったが、新しい任務(assignment)はちゃんとくれた。




Carnius sent you to me for more instructions, yes? Well, you can finish the task I was working on before you got here. Now that some of the workers have arrived, I need to stay here and supervise. Here, take this ebony ore, and find four more pieces like it. Carnius needs some proof for our investors that this venture is worth it, and the ore should do nicely.

Carniusが私から任務をもらえと言っていた? なるほどなるほど。 では私がやっていたのを引き継いでくれたまえ。 なにしろ作業員が到着したばかりだ。 私は現場監督として色々と忙しくなるからな。 さて、任務というのはコレだ。 コレをもう4つさがして、Carniusの所へ持っていってくれたまえ。 ここでの採掘調査がうまくいってると証明するものだ。 この事業を継続する価値も、良い石が出るということもな。




Falcoが「コレ」と差し出してきたのはRaw EbonyのOreだった。 いや、その、コレ自体は俺様としてもスゲェ見慣れてるモノなんですけど・・・、合計5つ必要なののウチ俺様が4つ探さなきゃいけないってことはさ・・・


採掘作業上手く行ってないんじゃないんすか?



というツッコミを入れてもかまわないってことなんじゃーないだろうか。 まぁ俺様はどっちでもいーんだけど。 でもさ、たった今鉱山技師が来たばっかなのに、もう鉱石が採れるわけ?



They shouldn't be too hard to find. There's quite an abundance of ebony ore in the area, which is why we chose the site. But Carnius is in such a hurry to get started that he's come right out and said he doesn't care where the ore comes from, so long as he has enough to show to the investors. I'm surprised he didn't just bring some over from Vvardenfell when he arrived. I certainly wouldn't put it past him.

うむ。 鉱石を見つけるのはそう難しくないはずだ。 このあたりには鉱脈がたっぷり走っているはずだ。 だからこそ鉱山として開発することにしたのだしな。 しかしCarniusは事業の開始のことばかり考えている。 あれでは鉱石がどこから来たのなんか気にするまいよ。 会社に投資している投資家達に見せられる材料さえあれば、それでいいのだからな。 Carnius自身がVvardenfellから鉱石を持ってきてここで採れたことにして投資家に見せないのが不思議なくらいだよ。



はぁ〜、ソウデスカ・・・・。East Empire Company内部不協和音再びである。 楽天的とCarniusさんに表されたFalcoさんがなかなかシニカルな物の見方をしてるのは面白いが、「とにかく現物がありゃーいいんだろ」というのは確かに脳天気な意見ではある。 っていうか大丈夫なのかホントにそんなゴマカシをぶっこいて



まぁ、それは俺様の関知するところではない。 とにかくRaw Ebonyをテキトーに探してFort Frostmothに帰ろうっと。 









こんな野宿も同然の場所で一夜を明かすのは嫌だなぁ、という俺様の願いが天に通じたのか、夕方陽が傾く頃に、地表に顔を出しているRaw Ebonyの鉱脈を見つけることができた。 さっそく剣の柄でゴキゴキと原石をほじりだして鞄にいれる。 全部で5つだったよな・・・。 よしオッケー。






今度はコレをCarniusに見せに行かなくてはならないが、「行かなくてはならない」っていうよりは是非とも夜になる前にFortに帰りたい気持ち満々な俺様である。 さっそく鉱石の入った鞄の口をキュッと締め、一路南東をめざすことにした。 もうすぐ夜の帷が降りるし、ちんたら海岸線を行くのはめんどくさい。 一気に森を突っ切ろうっと。









のわ。


イキナリの大歓迎である。 ナンダヨ冷たいなぁ、同じ顔に毛が生えた仲間同士じゃないか・・・。 と悲しく思っても、仲良くしてくれるワケもなく、かといって戦うのもちょとアレなので脚力を生かして逃げまくる。

おぅ。


今度はちょっと小物だが、それなりにカワイーのでさらにスルーして先を急ぐ。

あ゙?


パンイチバーバリアンの親戚なのだろうか? 見てるだけで寒くなるような出で立ちのおねーさんが槍でプスプスと刺してきた。

容赦するかい(怒)。


俺様ってば靴の履ける奴にはあんまり情けをかけないのだ。 遠慮なく勝負を決めさせていただき、ついでに暖かそうな帽子を戦利品としていただく。 うほぉ〜、暖かけェ〜。 いいなぁ、コレ。









暖かい毛皮に耳とホッペをくるんでなおも南東を目指し、なんとか空に明るさが残っているウチにFort Frostmothに帰り着くことができた。



Ah, so you have the ore I asked Falco for? He couldn't even accomplish that by himself, could he? No matter. The investors are waiting for this, so hand it over. Here's payment for the job. I don't have any other work for you right now; come back and see me in about three days. By then construction should be well under way, and there will likely be more for you to do. Oh, and take this stock certificate.

ああ、それがFalcoに命令しておいた鉱石ということか。 どうせ奴自身では採掘すらできなかった、というところではないかね? まぁいい。 投資家が待ち望んでいた物がやっと手に入ったのだ、渡してもらおうじゃないか。 さぁ、これが今回の報酬だ。 今はまだ次の任務はないから今日は下がってくれてかまわない。 3日後にまたここに来たまえ。 その頃には工事も進んでいるはずだし、それに関する任務もあるだろうからな。 おおそうだ、この株券を取っておきたまえ。








なんか狐と狸の化かし合いじみてきたなぁ、という会話の後にCarniusがくれたのは、報酬の100gp銀貨1枚と、何だかよくわからない紙切れ一枚だった。





なるほど。 早速社員持株会に入会させてもらえたってことか〜。 コイツの価値が上がるも下がるも社員の働き次第、ってことになれば俄然やる気もでるもんだ。 ・・・・・・・というエサで社員をこき使うためのアイテムだよな、コレって(笑)


まぁ吉と出るか凶と出るか、宝くじみたいなノリで楽しむことにしよう。





さて、次の任務まで3日暇になってしまった。 島の他の部分を探検するにはもってこいの3日間だ。 





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