10 Mid Year (Day 1604)



桟橋から小高い丘を登りゲートをくぐると、そこには見慣れたImperialの砦が広がっていた。 いや、広がっていた、っていうには結構こぢんまりしてるんだが、まぁ辺境のさらに離島ならこんなもんか。

それでも見回りの兵の数は多いし、さっき通った桟橋には民間人らしき姿も見えた。 これから開拓が始まっていくまさにその時期ってところだろう。 ってことは、砦の中に民間人の居住区域もあるのかな? できれば武器が修理できるとことか、気前よく買い取りをやってくれる雑貨屋さんとかあるとイイカンジなんだけどな・・・。



砦の高い壁に囲まれた中庭でグルリと顔をめぐらせると、ちょうどArmoryと書いた扉が見えた。 Imperial御用達なのかな? 民間人でも取り引きしてもらえるのかな? そうだといいなー、という期待をこめつつ、俺様はとりあえずArmoryのある建物へ入ることにした。









What is it you want?

何の用だ?






ちわーっす、とフレンドリーに入ってきたのはいいが、さすが軍用施設。 Armoryに詰めている軍人さんにおもいっきりジロリングビームをくらってしまう俺様・・・。 そんなツンツンしなくてもいいんじゃねーのぉ?



What do you want? Go see Captain Carius. Talk to Captain Carius if you're looking for something to do. Head through the General Quarters and all the way up the south staircase. On the third floor are his chambers. That's where you'll find him. If you're here about that colony business, talk to Carnius Magius. He's in the Imperial Cult Shrine.

ここに入り込んでどうしようと言うのだ? 仕事の口を探しているなら、さっさとCaptain Cariusの所へ行きたまえ。 General Quartersへ行って南階段で3階まで上がりたまえ。 そこにCaptainの部屋があるからな。 入植地の仕事の方が好みならCarnius Magiusと話したまえ。 Imperial Cult Shrineの建物にいるはずだ。



へー。 入植地か・・・。 なんかソレおもしろそーだな。 んじゃとりあえずCarnius Magiusってヒトを探さなくっちゃ。


Armonryにいてもそれ以上の情報はつかめそうになかったので、早々に退散してShrineを目指すことにする。 まぁ中庭に出て別の扉に入り直すだけなんだけど。 ここにShrineがあるってのは魔法で移動したいときに覚えておくと便利だな・・・と。










Shrineはゲートから見て正面の突き当たりの建物で、入ってまたすぐ階段を上るとすぐに入植関係担当というCarnius Magiusサンに会うことができた。 なんか「辺境」「入植」「砦」というキーワードとあんまり結びつかないようなチャラチャラ系の服のオッサンだが、ヒトを見た目で判断してはいかんよな、ウン。



で、何かおもしろそうなお話はないでしょーか? 俺様これでも肉体労働系には結構自身があるんですが?



What do you want? Is this about the East Empire Company? I'm a very important man, I'll have you know, and I have no time for anything other than business.


我が社に何か用でもあるのかね? ご覧の通り私は忙しい身なので、会社の事以外には関われないのだが?



会社ッスか?



Yes, that's right. I'm the local Factor, not that it means much at this point. Our operations are just getting underway, and frankly, we're short-handed. We could use some help. Do you wish to join the East Empire Company?

その通り。 この地方の物流を扱う会社だ。 とは言っても今のところ実績があるわけじゃないがな。 ちょうどビジネスを立ち上げたばかりのところなのだよ。 だから何と言っても人手が足りない。 どうかね、しばらく我が社で働いてみる気はないかね?

Your interest is commendable, and we can certainly use the manual labor, if nothing else. As with all business, make sure you understand the requirements before agreeing to anything. So, are you willing?
関心を持ってもらえたのも何かの縁だ。 色々やってもらいたい事はあるし、力仕事の手も足りない。 ここで働いてもらうにはそれなりの規則や決まり事もあるが、力を貸してくれないかね?


Yes, hire me!
今すぐ働けるサー!

What are the requirements
規則ってナニ?



おぉっ。 例によって「お手伝い」→「冒険」コンボの臭いがプンプンするぞ〜。 どうせ何かしらに首をつっこむつもりで来たのだ。 そりゃーもー、お手伝いさせていただきますとも



Very well, then. You are now an Underling in the East Empire Company, Lenne. I'll make it clear to you now that I am the one in charge; see me when you're ready for an assignment or want a promotion.

それは頼もしい。 ではLenneくん、キミはまずUnderling(下役)からのスタートになる。 それと、私がここの責任者であることを覚えておいてくれたまえ。 仕事の割り当てや昇進に関する話は私の管轄だからな。



イエッサー! んじゃ早速仕事を割り当ててくださいな。








You think you're ready for work, eh? Very well. The first of our workers have arrived, and need to get to the mining site. None of them are particularly skilled with a blade, so I'd like you to escort them. They know the way; you simply have to make sure they arrive safely. Once you're there, check in with Falco Galenus. He'll give you further instructions. For now, go speak to Gidar Verothan. He's down by the dock.


今すぐに始められるのかね? それは素晴らしい。 では初仕事といこうじゃないか。 入植地の鉱山で作業を担当するはずの者が港に到着している。 彼らは鉱夫であって戦士ではない。 だから鉱山まで護衛をして行ってくれたまえ。 無事鉱山についたらFalco Galenusに引き継いでくれるといい。 次の指令はFalcoが手配してくれるからな。 さぁ、港に行ってGidar Verothanを探してくれ。 桟橋のところで護衛を待っているはずだ。



オッケー。 桟橋にいるGidarさんたちを鉱山まで連れてってFalcoってヒトんとこまで護衛すればいいんスね?



He's the second-in-command, and takes his orders directly from me. Thankfully, he spends almost all his time at the site, so I don't have to listen to his optimistic drivel all the time. You can find him there.

うむ。 Falcoはここの副責任者だ。 私の直の部下になる。 まぁ奴を現地に派遣しておいてよかったよ。 あの無駄に楽観的な夢話を年がら年中聞かされるのはかなわんからな。 まぁ、鉱山に行けばすぐに会えるさ。



入植というのはエライこと大変な作業のハズなのだが、もう現地組の間で不協和音らしきものが奏でられてるとはEast Empire Companyもなかなか先が危なそうな会社だな・・・・。

ま、いっか。 別に終身雇用してもらおうってんじゃないし。 とにかくそのどこだかわかんない鉱山まで行けることになったのはイイカンジだ。 詳しい場所は港にいるGidarが知っているだろう。


んじゃさっそく迎えにいってやるかな。





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